マテバシイ
- 別名 マテバガシ、マテガシ、マタジイ、サツマジイ、アオジイ、トウジイ。
- 分布 日本固有種で本州の房総半島の南端、紀伊半島、九州から南西諸島の温暖な沿岸地に自生。
- 樹高 15m
- 幹 暗褐青灰色、滑らか、若枝は無毛。
- 葉 互生、楕円形で全縁。厚く平滑で、光沢がある。
- 花 5~6月頃、黄褐色の雌雄花穂を結ぶ。
- 果実 堅果(どんぐり)で長楕円形。
- 用途
- 樹木 街路樹、防風樹、防火樹
- 材 建築材・器具材。
- 果実 実はタンニンをあまり含まないため、アク抜きを必要とせず、そのまま炒って食用になる。粉状に粉砕してクッキーの生地に混ぜて「縄文時代のクッキー」として味わうこともできる。
学名の種小名の edulis は英語の edible に相当するラテン語の形容詞で「食べられる」という意味である。 和名は葉がマテガイに似たシイノキであるという意味だが、植物分類上はマテバシイはマテバシイ属に属し、シイノキが属するシイ属とは同じブナ科でも別属に分類されるため、葉や幹などの外見は似ているものの系統上はシイノキの近縁の別属である。日本に自生するマテバシイ属の植物は、本種とシリブカガシの2種のみである。
ウィキペディアより