2013年4月29日月曜日

パークシティ新川崎の木 シラカシ


シラカシ(白樫・白橿)
ブナ科コナラ属の常緑高木、いわゆるカシ類の一種である。学名Quercus myrsinifolia (シノニムCyclobalanopsis myrsinifolia)。 名前は、材が白色であることから。樹皮の黒さから「くろかし」の名もある。
  • 分布 : 福島県以西、朝鮮半島南部の山地に自生するが、主に関東地方照葉樹林帯に多い。照葉樹林の構成種ではあるが、この森林帯の北限付近で多く見られる。本州南岸以南では数が少ない。
  • 樹高 : 20m
  • 樹皮 : 黒色。
  • 葉  : 5〜12cmの長楕円形で互生し厚い。上半部の縁には鋸歯があり、上面は濃い緑色でつやがあり、下面は薄い緑。ウラジロガシのように白いわけではない。
  • 花  : 雄花は6〜9cmの尾状花序で黄褐色、雌花は数花を上向きにつける。
  • 果実 : 堅果で、下部は殻斗に包まれる。10月頃結実。
  • 用途
    • 樹木 : 防風樹、防火樹、生垣、公園樹、街路樹、庭木。
    • 材  : 固くて重く、弾力に富む。器具、薪。木刀
    • 葉 : ウラジロガシと同様の結石溶解作用があるとして、民間薬として服用される。